kego『水曜にチャリ話』バックナンバー集

Twitterで更新中の〜水曜にチャリ話〜のまとめ

水曜にチャリ話 その151〜155

👉その151

ツレと別れて、むつ市から先のランドナーソロライドは限界への挑戦に趣向を変え、気合いと野生化で進むことにした。
国道338号を南に六ヶ所村を走る。周りには何も無いが、陸自の対空射撃場で砲弾の音が鳴り響いた。着いた八戸市稚内から1,000km地点🚴‍♂️

f:id:kego2:20240210170330j:imagef:id:kego2:20240210170333j:image

👉その152

八戸市から国道45号で三陸海岸を走る。当時はバイパスができる前で、猛烈なアップダウンの坂が続くリアス式海岸だった。
港町をいくつも越えて岩手県に入り、山と海しか見えない夜道は星空が綺麗。ここは宮沢賢治ゆかりの地。野田村の無人駅で駅寝した🚴‍♂️

f:id:kego2:20240210170523j:imagef:id:kego2:20240210170526j:imagef:id:kego2:20240210170529j:image

👉その153

縦断9日目。岩手県普代村からは陸中海岸シーサイドラインと呼ばれる県道44号を走る。リアス式のアップダウンが猛烈にエグい。
東の端にある黒崎、北山崎で太平洋を眺める。ここは別名「海のアルプス」、山と海に囲まれた断崖が続く自然豊かなところ🚴‍♂️

f:id:kego2:20240210170657j:image

👉その154

陸中海岸から国道45号に戻ると、三陸鉄道リアス線に沿って走る。見たのは震災前の単線と駅。
宮古市を過ぎたところで、吉里吉里駅という名前の小さな無人駅があった。キリキリのネーミングは近くにある鳴き砂が由来というから、丹後の琴引浜を思い出す🚴‍♂️

f:id:kego2:20240210170759j:imagef:id:kego2:20240210170801j:image

👉その155

大槌町から三陸海岸に沿って、浜街道と呼ばれる国道45号を南に走る。雨が降り、長いトンネルも増えてきた。
一番の難所は新三陸トンネル。自動車専用道路だから、横の峠を登って迂回する。最後に大峠をナイトランしたら大船渡市。駅でお決まりのイス寝🚴‍♂️

f:id:kego2:20240210171004j:imagef:id:kego2:20240210171006j:imagef:id:kego2:20240210171009j:image

👉つづく

青森県むつ市で同期と別々で走ることとなり、2日後の晩に仙台で一度会おうと決めた。580kmくらいを三日間での強行スケジュールが始まった》

 

水曜にチャリ話 その146〜150

👉その146

ランドナーで函館に着くと、北海道の最後ぐらいは観光タイム。
まだ低い頃の五稜郭タワーに上がったり、ロープウェイで函館山に登ったり、待ちに待ったウニいくら丼の大盛を食べたり🍚
満足したところで雨が降ってきて、函館駅の屋根の下に寝袋で寝た🚴‍♂️

f:id:kego2:20240110114538j:image

 

 

👉その147

縦断7日目。 函館朝市のベテラン商売人を相手に学生が勝てるわけなく、気付くと大量の土産を買っていた🦑
港で当時存在した東日本フェリーに乗る。青森県大間町までの短い航路は海上国道279号と呼ばれていた。
船に揺られて北海道を出たら、次は本州だ🚴‍♂️

f:id:kego2:20240110114623j:image

👉その148

青森県の北端の大間崎から南へ走る🚴‍♂️
当時、東北と北海道の違いを感じたのは
①ライダーが消える
ガラナが消える
セイコマートが消える
④山が増える
⑤坂が増える
⑥雨が増える
みちのくプロレスのポスターが増える
キリスト看板が一気に増える

f:id:kego2:20240110114724j:imagef:id:kego2:20240110114727j:image

👉その149

当時あった下北交通大畑線🚞に沿って走り、むつ市に着くと田名部駅の近くの公園を寝床にする。
差し入れを頂く
「兄ちゃん、食うか?」
生のイカだった🙌
「頂きます!」
「どうやって食うよ?」
「コールマンで炙るか」
燃料のガソリンの臭いが移った🦑

f:id:kego2:20240110114815j:image

👉その150

縦断8日目
「気をつけて走れよ」
「おお、事故るなよ」
「2日後に仙台な」
むつ市からツレと別々で進む。彼は内陸、私は三陸海岸沿い。
足が合わなかったというか、ここで気付くなよという話だが、それでも広い北海道を一緒に走れて良かったと今は思う🚴‍♂️

f:id:kego2:20240110114901j:image

 

👉つづく

 

《北海道と東北は雰囲気が全然違う。一気に本州に帰って来たな、とすぐ感じた。ただのんびり走るにはいいところ🚴‍♂️》

水曜にチャリ話 その141〜145

👉その141

国道12号を走って札幌駅に着いたら、駅員さんに味噌ラーメンの店を聞き込み🍜Google社はまだ無い。
食べたら寝床を探すが、都会だから程良い無人駅や公園が無い。ナイトランで北海道大学を見つけて(勝手に)中に入れたので、体育館の軒下を借りて寝た🚴‍♂️

f:id:kego2:20231207114858j:imagef:id:kego2:20231207114859j:imagef:id:kego2:20231207114902j:image

 

👉その142

縦断5日目。朝の通勤渋滞の中を札幌から西へ走る。小樽市は意外と坂の街だった。駅でスタンプを押したら隣の余市町へ。ニッカウヰスキー工場に寄り道する。甘党の私はワインソフトクリームを喜んで食べたが、ウィスキー派の相方は結局どうしたのだろう🚴‍♂️

f:id:kego2:20231207115014j:imagef:id:kego2:20231207115018j:imagef:id:kego2:20231207115021j:image

 

👉その143

国道5号をニセコ町に走ると羊蹄山が見えた。富士山みたい🗻
県道ならぬ道道⚪︎号に入って道に迷う。
北海道では地図を見ても次の交差点までが遠くて、信号や目印も特に無い。
また小動物のロードキルが多かった。
何か良い対策ができればといつも願う🚴‍♂️

f:id:kego2:20231207115106j:image

 

👉その144

長い直線の峠を走り、道に迷いつつ黒松内町に着くと夜。
銭湯が有れば入っておくのが長旅の鉄則。次の風呂の保証は無い♨️
「熱い‼️」
猛烈に超熱湯だが相方と必死で入る。体が赤い。
「大気圏に突入したザクの心境かも」
湯上がり後は町の無人駅で寝た🚴‍♂️

f:id:kego2:20231207194145j:image

 

👉その145

縦断6日目。ランドナーで国道5号を南に走る。長万部からの湾岸沿いは生コンの工場とダンプが多かった。山に入ったら大沼・小沼という美しい湖があった。
「沼じゃないな」
「メルヘンチックだな〜」
そして函館に向かうといつも北海道のゴールを感じる🚴‍♂️

f:id:kego2:20231207194233j:image

👉つづく

 

《北海道をまた走りたいと思いつつ、この時を最後にチャリで走っていない。飛行機輪行のハードルを高く感じるのと、まとまった休みを取らないといけない思いが強いから。もっと気軽に考えて、早いこと夏に北海道を満喫したいな🚴‍♂️》

 

水曜にチャリ話 その136〜140

👉その136

縦断1日目。宗谷岬から東へ走るが何も無い。オホーツク海は夏でも冷たそうで、風がやたら強い。日が暮れて猿払村に到着。
「13℃は寒いな、あの小学校に転がり込むか」
追い出されてバス停の小屋へ。民家に水をもらって玉葱炒めを作り、そのままイス寝🚴‍♂️

f:id:kego2:20231031113656j:image

 

👉その137

縦断2日目。道北の夏は寒い。クッチャロ湖に来たが白鳥は現れず、ここから内陸に入って広い牧場を見ながら走る。
名寄市の謎の薬草温泉でロードレーサーの親父さんと気が合い、戦績を聞いているうちに家へ招かれ、大盛の飯と酒と寝床を振舞って頂いた🚴‍♂️

f:id:kego2:20231031113848j:image

f:id:kego2:20231031113850j:image

f:id:kego2:20231031113854j:image

👉その138

縦断3日目。親父さんの見送りで出発するも、雨がポツポツ。あまりにも寒く、国道40号をブリ走って温まるつもりが相方を何度も千切ってしまい、キレさせる結果となった。旭川市を過ぎて美瑛町あたりは空が広く、ラベンダー畑が見えてきたら富良野だった🚴‍♂️

f:id:kego2:20231031113959j:image

f:id:kego2:20231031114002j:image

 

👉その139

当時、富良野駅にはツーリングトレインがあった。今はもう無い。
ライダーハウスかな?ここに泊まろう」
1泊700円を二人分。
旅の楽しみは晩飯作り。商店でジンギスカンと野菜を買い、駅の隅で炒めて食べたら車両へ。中は畳敷きなので寝袋だけでOK🚴‍♂️

f:id:kego2:20231031114102j:image

f:id:kego2:20231031114105j:image

 

👉その140

縦断4日目。道の駅で北海道スタンプラリーの台帳をもらった。当時は無料。
雨で濡れないようにして、観光はせずに道の駅に寄り道ばかり。ついでにJR駅も。
なかなか南に進まないし、着いたら閉館の時も。全部は無理と分かっていても、つい寄ってしまう🚴‍♂️

f:id:kego2:20231031114253j:image

f:id:kego2:20231031114256j:image

f:id:kego2:20231031114250j:image

👉つづく

 

《3回目の日本縦断は北海道を同期と二人でスタート。8月なのに道北はやたらと寒く、雨もよく降った印象。南に向かうと決めたら、あとは好きな道を走るだけなので、かえって気楽なライドでした》

別冊③ The PEAKS蓼科2Days 2日目

The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【蓼科2日目】WEST

二日目は走行距離185km、獲得標高5,012m、制限時間9時間。

朝早くに目が覚めたので館内をウロウロ、窓から見える朝の蓼科は静かで涼しく、まさに避暑地そのものだった。この日は曇り空で気温が低く、雨の心配もあったため、インナーを着込んでサイジャとビブパンツ。

合宿所の食堂に向かい、再びセブンイレブンおにぎり弁当を頂きます。ついでに買い置きしたパンも食べる。合宿所をチェックアウトしないといけないので、荷物をまとめたら部屋の皆んなに礼を言って、ド変態部屋を後にした。

何回か往復して車に荷物を詰め込み、LOOK号を車から出して軽く整備を済ましたら、いざ受付会場へ。ド変態はゆとりの朝8時スタート。

f:id:kego2:20231019220349j:image

今日もヒロシさんがスタート地点で早いとこいらしたので抱負を伺う。私はハムストの筋肉痛が心配だったが、走り出せば思っていたよりも大丈夫だった。

スタートして程良いペースから徐々に強度が高まり、すぐにトレインが出来上がる。ダウンヒルが続いてから緩い登りに入って、Kさんとニッシーさんが主に引っ張り、何とか千切れないようにトレインに乗って走る。10人近くで纏まり、ピークス奈良吉野のド変態トレインを彷彿させるものだった。

一人、黄色のロードバイクの方が飛び出してなかなかのペースで進んで行き、集団がじっくりと追う感じ。これまでのピークスではあまり見られない雰囲気でした。

だんだんと勾配が上がり、車山高原に入ると壮大な景色が広がった。皆んな走りながら背中のポケットからスマホを取り出し、おもむろに景色を撮影する。私はそんな器用なことができないので、ただ眺めながら走るだけ。高い尾根の山々がグルリと広く続き、見ていて全く飽きない景色のなかを走る贅沢な時間でした⛰️

最初のチェックポイントの霧ヶ峰ビーナスライン駐車場に着いたが、まだまだ余力があったため即座にトレインは出発。私も追いかけて一緒にダウンヒルした。長い長いダウンヒルをするうちに折り返し集団とすれ違い、挨拶を交わしつつ、コースミスしそうな箇所も右折してクリアしたら、諏訪湖が見えるところまで降りた。

チェックポイントでようやく補給しつつ、諏訪湖の写真を撮る。この二日間のピークス走行中に写真を撮ったのはこれだけ。

f:id:kego2:20231019221320j:image

そしてまずまずの勾配をクライムして、ニッシーさんとKさんに追いつき暫く一緒にクライム。Kさんは京都から参加されたというところまではお話しできたものの、徐々に強度が上がり、前方に先行していた黄色いロードバイクの方が見えたところで更に高強度。お二人は抜いていったが私は千切れてしまった。

後は黄色いロードの方の後を淡々と登り、LOOKの彼に追いつかれて一緒にビーナスライン駐車場に向かう。この補給ではおにぎりだけでなく、おやきが登場。食べ応えがあり、十分なエネルギーになりました。グランフォンドウォーターも補給させて頂き、次は北へ進む。

緩いアップダウンや工事信号が続くとても長い道のりをほとんどソロで走る。曇り空だが雨が降らずに助かり、扉峠を越えて、ずーっとずーっと進むと変態、ド変態の方に何人か追いつき追い越して進む。

この時、なるべくペダリングと姿勢を意識して回すようにした。北大阪ライドの時もそうだが、私は二日かけて尻上がりに調子が上がるみたい。

美ヶ原のチェックポイントに着き、ようやくダウンヒルに差し掛かったところで楊貴妃さんを発見。身体のダメージから無理せず止むを得ず、やはり2日目は色々と厳しい。

ダウンヒルはヘアピンがクネクネと長く続いて、カーブから直線になっても下りはこれでもかと続く。天気も怪しくなってきたが、散々下って武石観光センターのチェックポイントに到着すると再び大杉走輪チームの方々が勢揃い。店長(ボス)さんもお元気そうでなにより。

補給食のバナナ、おにぎり、パン、ゼリーなどなど食べて色々と飲んだら、来た道をクライム開始。今日は腹痛も無いので調子が段々と上がってきた。途中で旧なっぷる君も発見、檄を飛ばして?登っていく。ここでも変態、ド変態の何人かに追いついたりした。

おにぎりを食べながらダウンヒルしたら、再び扉峠からのアップダウンを走る頃には日差しが強くなり、インナーは要らないくらいに暑くなってきた☀️

ようやくビーナスライン駐車場に戻ってきたが、ソロ走行がずっと続いているため十分なペース状態なのか分からず、残り時間が気になりだした。次は南の茅野市に向かい、見通しの良い草原の道をダウンヒルしていく。ちょっと道幅が細くて車も通ったりしたが、参加者がだいぶこのルートに往復で集中しており、手信号を出しながら進んだ。

チェックポイントの後は折り返しクライムだが、ここの上りは強度を高めて頑張って登ってみた。途中、ファットバイク?の方に追いつく。過去のピークスでもそうだが、あの大きなバイクでスイスイと良いペースで登るのはスゴイと思う。草原まで戻るなかで多くの参加者とすれ違ったり追い抜いたりしたが、誰もがあともうひと息といった雰囲気。

ビーナスライン駐車場に再び戻り、軽く補給を済ませたらいよいよ女神湖方面に戻る。ハーレーの集団や観光バスで往生したものの、車山高原の長い下り道はかなりスピードが出るのを抑えつつ、気持ちよく走れた。

ホテルの建物や信号が現れてくると女神湖が近いものの、ド変態はマシマシが残っているため、そのまま北に向かう。

雨境峠を軽く登ったら、長い長いダウンヒルがスタート。道幅が広い車線でカーブもほとんど無くて直線の状態。だからスピードがガンガン加速してくるため、ブレーキで減速するのがやっと。特にトンネルに入った時は急に暗くなり、勾配もきつかった。そして先に折り返しのクライムをしている変態の方々が、一人一人すれ違うたびにガッツポーズやら励ましの挨拶を交わしてくれるのを見ると、いよいよラストが近いと実感した。

だいぶ下ったところで、先行していたニッシーさんら4人くらいの方々ともお互い声をかけ合ってスライド。やっとチェックポイントに着いたらクライムスタート、時間も気になるのでテンポよく登っていく。

途中、ヒロシさんやカツアキさん、LOOKの彼やPBPの彼らとも無事にスライドし、手を振っていく。トンネルあたりは勾配がキツく、軽めに回してクリアすると、ようやく黄色いロードバイクの方に追いついた。なかなかの猛者の方だなと、しばらく話しながら一緒にクライム。

牧場が広がってきたら雨境峠もおしまい、あとは女神湖まで飛ばして走り、8時間22分で無事ゴール。この日は9時間制限だから38分残った。

f:id:kego2:20231019221456j:image

次々とゴールしてくる皆んなと話しながら、補給食の残りを頂いて色々と食べたり飲んだり。楊貴妃さんも無事戻られたところで旧なっぷる君には美辞麗句さんに案内してもらい、お話しする機会ができました。

大杉走輪の方々の集合写真にも混じらせてもらい、続きは末広公園。

そして、ド変態部屋の5人が全員完走と分かり何よりでした。またの再会を願ってお別れ。カツアキさんには一度は海外を走ってみることを強くオススメされました🚴‍♂️

最終的にこの日はド変態の出走者数21名、完走者19名とのこと。

f:id:kego2:20231019221522j:image

女神湖合宿所の取り計らいでラストのお風呂が提供され、喜んで入浴して疲れを癒す。湯舟にはたくさんの安堵の声が漏れていた。最初は迷宮だったこの建物にも段々と愛着が出てきて、今度また泊まりたいとい思うところ。ただ、ソロでなくやはり大勢の方が合宿所としての醍醐味があるだろうな。いや、新宿区民じゃないと使えないのかな?

二日間を頑張って走ってくれたLOOK号を車に詰め込んだら、帰路に入る。

白樺湖を通って山を下り、茅野市に来たらすぐに、川菜館という中華料理屋で晩御飯を食べた。

f:id:kego2:20231019221603j:image

夜になり、眠気覚ましにコーヒー飲んだらひたすら高速道路を運転。尾張一宮で工事渋滞にもしっかり捕まり、また関ヶ原を越えて、名神から高槻へ。どうにか23時半に家に着くと、ニャンコ監督が起きて待っていてくれました🐈‍⬛

f:id:kego2:20231019221709j:image

さいごに、今回走った信州の夏合宿コースはかつてサイクリング部の皆と必死になって走った道であり、私にとっては特別過ぎて、その思い出が重たすぎて、なかなか近寄ることが出来なくて、改めて走るには気持ちの整理が必要だった。

こうして25年ぶりに思う存分走りきったことで、呪縛も取れて再びこの山々を好きなだけ走れるようになった。

信州の山々は私のチャリの原点だから🚴‍♂️⛰️

 

おしまい👍

別冊② The PEAKS蓼科2Days 1日目

2023年 The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【蓼科1日目】EAST

一日目は走行距離190km、獲得標高5,130m、制限時間9時間30分。ド変態は朝8時スタートだから6時前にゆっくり起きて、朝食を頂きに食堂へ。皆んなで向かうと迷子にならず、むしろ館内の最短距離がようやく分かってきた。

食堂に置かれていたのはセブンイレブンおにぎり弁当 & 即席味噌汁。これからのカロリーを考えると不足感は否めず、昨日買ったパンも食べて補う。

7時半に集合場所へ向かい、ライト装備などの検車をして、スタート地点に行くと最前列にヤル気満々のヒロシさん。胸に装着したカメラ?での録画が私も後で気になりました。

f:id:kego2:20231014140834j:image

カウントダウン前に「踏むな〜‼️回せ回せ〜、踏むな〜‼️回せ〜‼️」という怒鳴り声がスピーカーから流れた。これはまさに名言だと思う。

カウントダウンして、いよいよド変態スタート。早速、すずらん峠へ一気に向かうも結構いいペース。こんなに速いの?と思うくらいハイペースで高強度。今回のド変態には猛者が沢山集まっていることを後々に改めて知る。

しかし、私はいつもと違って左ハムストに張りがあったのと、両方の外くるぶしに少し痛みがあったので、無難にクルクル回すことにした。先頭集団はニッシーさんがなかなかのペースで先行して、第二集団あたりを追いかける。すずらん峠を登る頃にはだいぶ集団もほぐれていた。

f:id:kego2:20231014110736j:image

続いては麦草峠。私にとって麦草峠は25年ぶり。ランドナーで登った頃は延々と坂道が続いて視界ゼロの印象が強く残っていたけれど、それは変わっていなかった。久しぶりのクライムはやっぱりランドナーよりロードバイクの方が楽だと実感。

カツアキさんと抜きつ抜かれつを繰り返した後にソロで淡々と登っていると、体格の良い人が後ろから追いついて、しばらくお喋りしながら登る。すごい余裕そうに登るので聞いてみると、乗鞍年代別2位のねこまおうさんだった。だいぶセーブされていて、頂上あたりで徐々にペースが上がり、緩斜面は後ろに着いて行くのがやっと。麦草峠を超えて最初のチェックポイントのレストハウスふるさとへ、ねこまおうさんとそのままダウンヒル。後ろから見ていて、走り方がやっぱりキレイなフォームでした。

最初のエイドステーションではニッシーさん提供のACTIVIKEのグランフォンドウォーターを補給にいただく。今日の装備はボトル1本。

また、私は今回のハンガー対策としてカロリー摂取に重点を置き、おにぎりをひたすら食べることにした。おにぎり3個を背中ポケットに入れ、1個出しては頬張りながらド変態マシマシの松原湖へ一人ダウンヒル

途中で抜かれたカツアキさんのダウンヒルはメチャ速かったので、ダウンヒル中もペダルを回した。そして松原湖まで下り切ってから登り直しだが、おにぎりを食べながらクライムすると呼吸が出来ないことに気づき、フラフラになりながらのおにぎりクライム。しかも私は食うのが遅いので、余計に時間がかかり、余計に心拍も上がった。ようやく食べ終わってから回して回してカツアキさんと、LOOK乗りの彼に追いつく。

一日を通して天気はよく晴れて雨の心配は無く、むしろ暑さ対策で水分補給は欠かせず、ボトルはすぐ空に。この日はインナー無しで、モントンの半袖ワンピ一枚で走って正解だった。

レストハウスふるさとに戻ったらすかさず、次の八千穂高原インターまでダウンヒル

牧場を横に見ながらカツアキさんとダウンヒルしていると、前方に大量の藁を積んだトラックがゆっくりゆっくりと走りだし、風で細かい藁が一斉に飛んで来て目に入りまくる。更にしばらく徐行運転が続いたため、絶望感しか無い。細かい藁は目だけでなく呼吸にも影響してくるので、運転手さんにどうにか合図を送って、先に進ませてもらった。

そろそろ、一般や変態部門の折り返しの方々とすれ違い始める。赤豹柄の大杉走輪チームの方々も見つけて手を振ったりしてるうちに、ニッシーさんら4人ほどのド変態先行組も先に登り直すのを見て、やはり速いな〜と思った。ダウンヒルするほど段々と暑くなり、下界では真夏に戻る。そして登り直す途中がかなり暑い。涼しくなるには標高の高い麦草峠までクライムするのが手っ取り早いのだが、メルヘン街道は非常に長い長い登りで、標高800m程をスタートして麦草峠標高2,100mまで一気に1,300m近くのクライムだった。

レストハウスふるさとに戻り、エイドで冷たいドリンクやバナナ🍌を食らいつき、パンやらドーナツ🍩も頬張って出発。ここから麦草峠の道には年季の入ったビーナスラインの古い看板やビーナスの絵が見られた。

そして再び、麦草峠の大きな看板を見上げる。夏合宿の時にこの真下で、ランドナーに乗った皆んなと写真を撮ったのを思い出した。あの時は薄っすら霧がかかっていたが、この日はやっぱり晴れの天気。麦草峠に次来るのはいつになるのだろう。

f:id:kego2:20231014110811j:image

女神湖まで戻ったら、次は大河原峠を目指す。ここの路面はアスファルトのヒビの段差が連続して有るので慎重に登っていると、北大阪ライドでご一緒頂いた、はくはくさんに追いつく。能勢の次は蓼科でお会いすることとなり、元気が出てきました。

登り切ったら蓼科スカイラインダウンヒルするが、これがまた猛烈に長い長いダウンヒルで、一体どこまで下るのか意味不明なほどに長かった。後で標高差1,000mの距離16kmのダウンヒルと知る。

再びおにぎりを食いながら進むと何故か腹痛。いつもロードバイクに乗る時は身体(胃腸?)が自動的に作用して、今朝もトイレに4回行ったが、普段ここまで食べながら走らないせいか、腹の調子が何しかピンチ。ようやくダウンヒル終点の美笹湖に着いたものの、山奥の便所はちょっと厳しく紙も無い。とりあえずクライムしてゴールを目指し逃げ切ることにした。

ダウンヒルが長いと当然クライムも延々と続くなか、腹痛をだましだましながらペダルをある意味踏まないように回して行く。途中、宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の巨大なパラボラアンテナ📡の横を通ったが、初めて見る猛烈な大きさに驚く。

何度か蓬莱峡でご一緒頂いた大杉走輪チームの方に追いついて励まし合う。続いて見覚えのあるTREK号、楊貴妃さんにもようやく追いつき、完走ペースですね👌とお話ししながら登る。

散々補給を重ねてるのでスタミナは充分あり、大河原峠に戻ったところでダウンヒルに備えてウィンドブレーカーを着込む人がチラホラ。私は持たずに来たのでそのまま走ろうとした矢先、旧なっぷる君を発見。「早いとこ行こか」などと話して?一気にダウンヒルを開始。

かくして何とか女神湖のゴールとトイレに間に合った。フィニッシャータオルをかけて頂いたのがマミさんで、てっきり出走されてると思いびっくりした。16時半に到着したから、ちょうど8時間30分でゴール🚴‍♂

f:id:kego2:20231014140953j:image

ニッシーさんは先にゴールされており、他の皆んなも次々とゴール。

そしてエイドステーションのカレー🍛ですが、私は猫舌なので食べるのを見送って走り続けたので、満を持してMETHIさんのカレーを美味しく3杯頂きました。スパイスがよく効いてて最高。

最終的にこの日はド変態の出走者数25名、完走者22名とのこと。

合宿所に戻り、プロテイン飲んだら大浴場へ。腹をかばいながらハムストで走ったせいか、ハムストが猛烈な筋肉痛となった。ライドの後のお風呂は助かる。湯船では周りの安堵の声がたくさん聞こえた♨️

浴衣に着替えて皆んなで食堂へ向かう。ようやく合宿所の迷宮もマップが分かり、そろそろ全く道に迷わなくなってきました。

食堂は百人近い参加者であふれ返り、ライドの話が至るところで賑わって、まさに中学か高校の合宿みたいな雰囲気。晩御飯は引き続き豪華でご飯もおかわりしまくり、美味しく頂きます。

どなたかが、オツカレー部?提供のオガクズさんのアスリートスパイスを用意され、私もご飯にかけてスパイシーさを味わってみました🍛ふりかけより良いかも。

f:id:kego2:20231014141020j:image

ド変態部屋に戻ると、5人全員のド変態完走を確認。色々と峠の感想や攻略の仕方を話したり、明日の対策を練ってみたり。またそれぞれのマッサージやケアを進めたり。

ニッシーさんのケアはさすが、一通り手慣れたもので参考にしたいところ。私もイナーメリカバリーオイルをこの日は使いました。普段はニャンコ監督がアロマ苦手につき、家では一切使えませんが宿の時はOK👌

布団を敷いて、PBP(パリ〜ブレスト〜パリ・ランドヌール)を完走した若者とカツアキさんお二人の話を伺う。フランスの石畳の道やナイトラン、店が早く閉店したり、街の人が差入れしてくれたり、参加者が皆な紳士的に協力してくれたり。海外に出たことのない私にとっては未知の世界でした🌎🚴‍♂️

また、私だけ関西でほか4人は関東方面の方々。普段の練習場所、どんな山を走っているのか話し続けても興味が尽きない。

今回、相部屋になるのも何かの縁で楽しく2泊過ごさせて頂きました。

途中、明日出走されるMETHIさんがサイジャを探し求めて?部屋に現れて驚く。疲労もあるので皆んな早めに寝ました💤

f:id:kego2:20231014141251j:image

別冊① The PEAKS蓼科2Days 0日目

2023年 The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【プロローグ】

PEAKS蓼科の二日間は楽しい時間が過ごせたものの、このまま忘れてしまうのはもったいないので、家事と仕事の合間に少しずつ書き留めました。

PEAKSはこれまで、ラウンド9鳥取大山を変態で完走、ラウンド10榛名山は身内の感染で泣く泣く自粛、ラウンド11奈良吉野をド変態で完走、それ以来だから久しぶり。

今回のPEAKS 13&14蓼科が発表された時、これは絶対に行きたい!と思った。それは学生の頃に、体育会サイクリング部の夏合宿でビーナスラインや美ヶ原、麦草峠ランドナーで皆んなと走り、色々あって完走できなかった思い出がずっと頭に残っており、また行こう行こうと思いつつもあれから全く訪れることがなかったので、今回ちょうど良い機会となりました。

 

しかし、日程が厳しすぎた。9月2日(土)と3日(日)、前日入りを考えたら、1日(金)に休みを取る必要がある。ついでに4日(月)も。毎月の月初は会議やら打ち合わせが目白押しで、最も多忙の日に仕事を休めるわけがない。当然ながら片方だけ参加の選択肢は自分には無く、行くなら両日参加のみ。募集の締切まで粘って粘って、仕事のスケジュールの調整を続けながら、とりあえずエントリーだけは完了!ついでに宿泊先の合宿所も予約完了!といった具合になりました。


8月の真夏は私の一番好きな季節。単純に薄着で走れるのと、路面凍結の心配が無いから。

上旬のうちに仕事の夏休みを取り、いつもの615六甲朝練のほかに、大山合宿練や六甲山の納涼練などに参加して、ひたすらチャリに明け暮れました。そのせいか、東六甲のタイムも40分台で更新するなど、調子は思いのほか良かった。

f:id:kego2:20231009110939j:image

仕上げは8月27日の乗鞍ヒルクライム。マイカーで前日入りして、夜中に豪雨が降ったものの当日は快晴。レースはペース配分に失敗してまずまずだったが、高速に乗ってダッシュで大阪にすぐ戻るのが毎年の恒例行事。

そして8月の最終週、乗鞍の土産を部下に配りまくり、色々と頼み込んで拝み倒し、早朝出勤と残業で仕事をどうにかこなして休みを取り付けた。

続いて家族峠だが、さりげなく

「ちょっと信州に行ってくる」

「先週に行ったんじゃないの?」

「いや、別の滅多にない大会というか‥で、とりあえず3泊してくる」

「3泊?」

「いや、2泊‥」

ようやく準備が整いました。


【蓼科0日目】

9月1日(金)

早起きして洗濯やら家事をこなしたら、マイカーに荷物とチャリを詰め込んで出発!高槻インターから名神高速で向かいます。2週連続で関ヶ原を越えて、一宮のリフレッシュ工事渋滞に再び揉まれながら中央道へ。長い運転で早めの昼飯にSAの焼肉定食を食べるが、レースと違って体重を気にするどころか、カロリーをため込むランチ。

f:id:kego2:20231009111254j:image

茅野市でスーパー西友に寄り、会場である蓼科の立地からちょっと嫌な予感がしたので、念のための食料品としてパンやら牛乳を買い込む。

ようやく蓼科の女神湖に到着して先にチェックインしておこうと、「新宿区立女神湖高原学園ヴィレッジ女神湖」という謎すぎる合宿所へ。元々はどこかの学校らしく、建物はまだ新しくて広くて、ところどころに奇抜なデザインがあり、DQⅢの塔を思い出した。

f:id:kego2:20231009111405j:image
f:id:kego2:20231009111408j:image

車を停めて荷物を抱えて玄関に行くも、扉が開かない。どう見ても表玄関だが、裏をかかれたのかな?入口が分からず周囲をしばらくさまよい、奥のほうの別の建物に気づいて回り込み、ようやくチェックインに成功。朝晩二食付き、2泊で7,800円は安かった。

そして建物の中はダンジョン。地下の渡り廊下?で別棟に向かってさまよい、途中で見かけたローディーに道を聞きながら、何とか指定された部屋へ。すぐに着替えて玄関に戻ろうとするも、迷子になって食堂で行き止まりになるなど、なかなか難易度が高かった。

 

車で輪行を解除して、LOOK号を用意したら試走をスタート🚴‍♂️

真夏だけどやっぱりここは涼しい。天気も良くてスズラン峠まで軽く走り、次は大河原峠の途中まで行きかけたが、そろそろ受付時間なので女神湖の会場へ。

f:id:kego2:20231009111549j:image
f:id:kego2:20231009111545j:image

レモン姫さんを偶然見かけて挨拶🍋。まだ会場の人は少なく、無事に受付完了。夕方の女神湖は静かで、隣のグラウンドからランニングしている人がチラホラ。平日にのんびりと眺める贅沢な時間だった。遠くにきたなと実感。

f:id:kego2:20231009111659j:image

合宿所に戻り、再び廊下を迷いながら部屋へ。10畳(8畳?)の和室は相部屋。ラウンド11奈良吉野で一緒のド変態だったニッシーさんが先にいらした。色々とケアのお話など聞かせていただきました。それから同じ大学のサイクリング部だったという若者2人、私と同じLOOK乗りの彼と、PBP帰りの彼。2人ともすごい礼儀正しい。そして、お仕事から直で夜遅くの到着となったベテランのカツアキさん。5人全員の共通点はド変態で出走するというド変態部屋となった。5人分の布団を敷きつめるとスペースはギリギリで、隣の部屋はチャブ台を廊下に出していた。

大浴場に入ったあとは食堂へ。何十人という参加者がガヤガヤと、まさに学校の合宿の晩飯という感じで懐かしい雰囲気。料理は想像以上に豪勢で美味しく頂き、炭水化物を求めて皆んなご飯を積極的におかわりしました🍚

f:id:kego2:20231009111812j:image

先週までは乗鞍ヒルクライムの準備と対策ばかりに時間を費やしていたため、まともに今回の蓼科ルートをまだ確認しておらず、部屋で地図を見ながら皆んなで作戦会議?をしてました。

布団で寝る前のマッサージやストレッチなど、チャリ乗り共通のムーブが5人それぞれにあって、興味深いところ。酒盛りもせず、健全に早いとこ就寝します💤