kego『水曜にチャリ話』バックナンバー集

Twitterで更新中の〜水曜にチャリ話〜のまとめ

水曜にチャリ話 その161〜165

👉その161

国道6号を南に走り、いわき市夜着くと150円で湯本温泉に入る。さすがの温泉郷♨️
大雨が降り出し、駅寝をするにも雨宿りの人が多いため寝れそうにない。仕方なく寝床を探して走りまわり、体育館を見つけて階段の裏側で雨を避けて寝る。雷が鳴り響いた🚴‍♂️

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👉その162

縦断12日目。長旅では天気が晴れると嬉しい☀️
茨城県に入ってパンク。いよいよ修理セットを使い切ったので、町のチャリ屋に行くも簡易セットが売ってない。やむ無く缶コーヒーサイズのゴムのりとゴムシートを2千円で買う。一生使えそうなボリューム感🚴‍♂️

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👉その163

日立市を過ぎて長い鹿島灘と海水浴場を見ながら国道51号を走る。鹿嶋市はまだ鹿島町の頃の看板が多かった。
晴れてる時はいっぱい走っておくのが長旅の鉄則だから、ナイトランをして千葉県に入り、銚子市で寝床探し。市民公園で謎の小屋を見つけて就寝🚴‍♂️

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👉その164

縦断13日目。千葉県の犬吠埼で朝日を眺める。ここはずっと行きたかった岬で、見渡す限り一面の太平洋が広がる。この東端からは一路ひたすら西へ、夕陽を見ながら走ることとなる。
「ここから下関までランドナーで走って一週間で行けるか試してみよう」🚴‍♂️

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👉その165

当時、銚子有料道路はまだ5km程。自転車料金20円を払って走ると、周りはピーナッツ畑が広がっていた🥜
八日市場市から国道296号に入って成田空港を迂回。道が複雑でどこをどう走っているのか分かりにくかったが、この辺が宗谷岬から2,000km地点でした🚴‍♂️

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👉つづく

 

福島県から北関東あたりは平地が主体。走りやすかったけど、遠くてなかなかもう一度訪れることができないな🚴‍♂️》

水曜にチャリ話 その156〜160

👉その156

縦断10日目。むつ市でツレと別れ際、2日後の晩に仙台で会う約束をしたから、海岸沿い580kmを強行する最終日の朝。大船渡駅ランドナーに干してた雨ガッパが消えた。
宮城県に入り国道45号の長いトンネルと峠を幾つか越えつつも、駅に寄ってはスタンプ🚴‍♂️

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👉その157

峠を越えて気仙沼市石巻市を走る。松島の海は和歌の浦みたい。仙台市に着くが携帯も無い時代、駅でツレの到着を信じて待つ。R4を盛岡経由で晩に来た。
「おう、待たせたな」
一緒に屋根のある寝床を探して総合運動場の土俵を見つける。綱を枕に寝た🚴‍♂️

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👉その158

縦断11日目。仙台市から私は太平洋沿い、ツレは内陸と再び別々のルートを進む。
「気をつけてな」
「おう」
因みに次会うのは下宿先だった。
雨が降り出して200円のポンチョを買う。
大型車の多い国道4号を避け、海沿いの県道を走ってまもなく福島県へ🚴‍♂️

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👉その159

ストロベリーラインと呼ばれる海岸沿いの県道38号を走って福島県に入る。道に苺畑が広がる🍓
新地町の駅に寄り道したら、人懐っこくて強そうな猫がいた。猫と遊んでいると福島新聞の記者から取材を受けた。
どんな記事か知らないまま国道6号で相馬市へ🚴‍♂️

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👉その160

福島県は広かった。合併前の原町市に行くと駅はなぜか原ノ町駅。当時は市町村合併が一気に始まる前の頃で、ちょっと進むたびに境界の入口にある町の標識をたくさん見たりした。
浪江町双葉町、珍しい地名の夜ノ森。国道6号で眺めたのは震災前の景色🚴‍♂️

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👉つづく

《仙台でツレと別れて再びソロライド。震災前の福島県を走る。ほとんど景色は覚えていないが、福島第一原発に関するルポ的なドキュメンタリー映画を当時は上映していた》

水曜にチャリ話 その151〜155

👉その151

ツレと別れて、むつ市から先のランドナーソロライドは限界への挑戦に趣向を変え、気合いと野生化で進むことにした。
国道338号を南に六ヶ所村を走る。周りには何も無いが、陸自の対空射撃場で砲弾の音が鳴り響いた。着いた八戸市稚内から1,000km地点🚴‍♂️

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👉その152

八戸市から国道45号で三陸海岸を走る。当時はバイパスができる前で、猛烈なアップダウンの坂が続くリアス式海岸だった。
港町をいくつも越えて岩手県に入り、山と海しか見えない夜道は星空が綺麗。ここは宮沢賢治ゆかりの地。野田村の無人駅で駅寝した🚴‍♂️

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👉その153

縦断9日目。岩手県普代村からは陸中海岸シーサイドラインと呼ばれる県道44号を走る。リアス式のアップダウンが猛烈にエグい。
東の端にある黒崎、北山崎で太平洋を眺める。ここは別名「海のアルプス」、山と海に囲まれた断崖が続く自然豊かなところ🚴‍♂️

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👉その154

陸中海岸から国道45号に戻ると、三陸鉄道リアス線に沿って走る。見たのは震災前の単線と駅。
宮古市を過ぎたところで、吉里吉里駅という名前の小さな無人駅があった。キリキリのネーミングは近くにある鳴き砂が由来というから、丹後の琴引浜を思い出す🚴‍♂️

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👉その155

大槌町から三陸海岸に沿って、浜街道と呼ばれる国道45号を南に走る。雨が降り、長いトンネルも増えてきた。
一番の難所は新三陸トンネル。自動車専用道路だから、横の峠を登って迂回する。最後に大峠をナイトランしたら大船渡市。駅でお決まりのイス寝🚴‍♂️

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👉つづく

青森県むつ市で同期と別々で走ることとなり、2日後の晩に仙台で一度会おうと決めた。580kmくらいを三日間での強行スケジュールが始まった》

 

水曜にチャリ話 その146〜150

👉その146

ランドナーで函館に着くと、北海道の最後ぐらいは観光タイム。
まだ低い頃の五稜郭タワーに上がったり、ロープウェイで函館山に登ったり、待ちに待ったウニいくら丼の大盛を食べたり🍚
満足したところで雨が降ってきて、函館駅の屋根の下に寝袋で寝た🚴‍♂️

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👉その147

縦断7日目。 函館朝市のベテラン商売人を相手に学生が勝てるわけなく、気付くと大量の土産を買っていた🦑
港で当時存在した東日本フェリーに乗る。青森県大間町までの短い航路は海上国道279号と呼ばれていた。
船に揺られて北海道を出たら、次は本州だ🚴‍♂️

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👉その148

青森県の北端の大間崎から南へ走る🚴‍♂️
当時、東北と北海道の違いを感じたのは
①ライダーが消える
ガラナが消える
セイコマートが消える
④山が増える
⑤坂が増える
⑥雨が増える
みちのくプロレスのポスターが増える
キリスト看板が一気に増える

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👉その149

当時あった下北交通大畑線🚞に沿って走り、むつ市に着くと田名部駅の近くの公園を寝床にする。
差し入れを頂く
「兄ちゃん、食うか?」
生のイカだった🙌
「頂きます!」
「どうやって食うよ?」
「コールマンで炙るか」
燃料のガソリンの臭いが移った🦑

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👉その150

縦断8日目
「気をつけて走れよ」
「おお、事故るなよ」
「2日後に仙台な」
むつ市からツレと別々で進む。彼は内陸、私は三陸海岸沿い。
足が合わなかったというか、ここで気付くなよという話だが、それでも広い北海道を一緒に走れて良かったと今は思う🚴‍♂️

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👉つづく

 

《北海道と東北は雰囲気が全然違う。一気に本州に帰って来たな、とすぐ感じた。ただのんびり走るにはいいところ🚴‍♂️》

水曜にチャリ話 その141〜145

👉その141

国道12号を走って札幌駅に着いたら、駅員さんに味噌ラーメンの店を聞き込み🍜Google社はまだ無い。
食べたら寝床を探すが、都会だから程良い無人駅や公園が無い。ナイトランで北海道大学を見つけて(勝手に)中に入れたので、体育館の軒下を借りて寝た🚴‍♂️

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👉その142

縦断5日目。朝の通勤渋滞の中を札幌から西へ走る。小樽市は意外と坂の街だった。駅でスタンプを押したら隣の余市町へ。ニッカウヰスキー工場に寄り道する。甘党の私はワインソフトクリームを喜んで食べたが、ウィスキー派の相方は結局どうしたのだろう🚴‍♂️

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👉その143

国道5号をニセコ町に走ると羊蹄山が見えた。富士山みたい🗻
県道ならぬ道道⚪︎号に入って道に迷う。
北海道では地図を見ても次の交差点までが遠くて、信号や目印も特に無い。
また小動物のロードキルが多かった。
何か良い対策ができればといつも願う🚴‍♂️

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👉その144

長い直線の峠を走り、道に迷いつつ黒松内町に着くと夜。
銭湯が有れば入っておくのが長旅の鉄則。次の風呂の保証は無い♨️
「熱い‼️」
猛烈に超熱湯だが相方と必死で入る。体が赤い。
「大気圏に突入したザクの心境かも」
湯上がり後は町の無人駅で寝た🚴‍♂️

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👉その145

縦断6日目。ランドナーで国道5号を南に走る。長万部からの湾岸沿いは生コンの工場とダンプが多かった。山に入ったら大沼・小沼という美しい湖があった。
「沼じゃないな」
「メルヘンチックだな〜」
そして函館に向かうといつも北海道のゴールを感じる🚴‍♂️

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👉つづく

 

《北海道をまた走りたいと思いつつ、この時を最後にチャリで走っていない。飛行機輪行のハードルを高く感じるのと、まとまった休みを取らないといけない思いが強いから。もっと気軽に考えて、早いこと夏に北海道を満喫したいな🚴‍♂️》

 

水曜にチャリ話 その136〜140

👉その136

縦断1日目。宗谷岬から東へ走るが何も無い。オホーツク海は夏でも冷たそうで、風がやたら強い。日が暮れて猿払村に到着。
「13℃は寒いな、あの小学校に転がり込むか」
追い出されてバス停の小屋へ。民家に水をもらって玉葱炒めを作り、そのままイス寝🚴‍♂️

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👉その137

縦断2日目。道北の夏は寒い。クッチャロ湖に来たが白鳥は現れず、ここから内陸に入って広い牧場を見ながら走る。
名寄市の謎の薬草温泉でロードレーサーの親父さんと気が合い、戦績を聞いているうちに家へ招かれ、大盛の飯と酒と寝床を振舞って頂いた🚴‍♂️

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👉その138

縦断3日目。親父さんの見送りで出発するも、雨がポツポツ。あまりにも寒く、国道40号をブリ走って温まるつもりが相方を何度も千切ってしまい、キレさせる結果となった。旭川市を過ぎて美瑛町あたりは空が広く、ラベンダー畑が見えてきたら富良野だった🚴‍♂️

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👉その139

当時、富良野駅にはツーリングトレインがあった。今はもう無い。
ライダーハウスかな?ここに泊まろう」
1泊700円を二人分。
旅の楽しみは晩飯作り。商店でジンギスカンと野菜を買い、駅の隅で炒めて食べたら車両へ。中は畳敷きなので寝袋だけでOK🚴‍♂️

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👉その140

縦断4日目。道の駅で北海道スタンプラリーの台帳をもらった。当時は無料。
雨で濡れないようにして、観光はせずに道の駅に寄り道ばかり。ついでにJR駅も。
なかなか南に進まないし、着いたら閉館の時も。全部は無理と分かっていても、つい寄ってしまう🚴‍♂️

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👉つづく

 

《3回目の日本縦断は北海道を同期と二人でスタート。8月なのに道北はやたらと寒く、雨もよく降った印象。南に向かうと決めたら、あとは好きな道を走るだけなので、かえって気楽なライドでした》

別冊③ The PEAKS蓼科2Days 2日目

The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【蓼科2日目】WEST

二日目は走行距離185km、獲得標高5,012m、制限時間9時間。

朝早くに目が覚めたので館内をウロウロ、窓から見える朝の蓼科は静かで涼しく、まさに避暑地そのものだった。この日は曇り空で気温が低く、雨の心配もあったため、インナーを着込んでサイジャとビブパンツ。

合宿所の食堂に向かい、再びセブンイレブンおにぎり弁当を頂きます。ついでに買い置きしたパンも食べる。合宿所をチェックアウトしないといけないので、荷物をまとめたら部屋の皆んなに礼を言って、ド変態部屋を後にした。

何回か往復して車に荷物を詰め込み、LOOK号を車から出して軽く整備を済ましたら、いざ受付会場へ。ド変態はゆとりの朝8時スタート。

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今日もヒロシさんがスタート地点で早いとこいらしたので抱負を伺う。私はハムストの筋肉痛が心配だったが、走り出せば思っていたよりも大丈夫だった。

スタートして程良いペースから徐々に強度が高まり、すぐにトレインが出来上がる。ダウンヒルが続いてから緩い登りに入って、Kさんとニッシーさんが主に引っ張り、何とか千切れないようにトレインに乗って走る。10人近くで纏まり、ピークス奈良吉野のド変態トレインを彷彿させるものだった。

一人、黄色のロードバイクの方が飛び出してなかなかのペースで進んで行き、集団がじっくりと追う感じ。これまでのピークスではあまり見られない雰囲気でした。

だんだんと勾配が上がり、車山高原に入ると壮大な景色が広がった。皆んな走りながら背中のポケットからスマホを取り出し、おもむろに景色を撮影する。私はそんな器用なことができないので、ただ眺めながら走るだけ。高い尾根の山々がグルリと広く続き、見ていて全く飽きない景色のなかを走る贅沢な時間でした⛰️

最初のチェックポイントの霧ヶ峰ビーナスライン駐車場に着いたが、まだまだ余力があったため即座にトレインは出発。私も追いかけて一緒にダウンヒルした。長い長いダウンヒルをするうちに折り返し集団とすれ違い、挨拶を交わしつつ、コースミスしそうな箇所も右折してクリアしたら、諏訪湖が見えるところまで降りた。

チェックポイントでようやく補給しつつ、諏訪湖の写真を撮る。この二日間のピークス走行中に写真を撮ったのはこれだけ。

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そしてまずまずの勾配をクライムして、ニッシーさんとKさんに追いつき暫く一緒にクライム。Kさんは京都から参加されたというところまではお話しできたものの、徐々に強度が上がり、前方に先行していた黄色いロードバイクの方が見えたところで更に高強度。お二人は抜いていったが私は千切れてしまった。

後は黄色いロードの方の後を淡々と登り、LOOKの彼に追いつかれて一緒にビーナスライン駐車場に向かう。この補給ではおにぎりだけでなく、おやきが登場。食べ応えがあり、十分なエネルギーになりました。グランフォンドウォーターも補給させて頂き、次は北へ進む。

緩いアップダウンや工事信号が続くとても長い道のりをほとんどソロで走る。曇り空だが雨が降らずに助かり、扉峠を越えて、ずーっとずーっと進むと変態、ド変態の方に何人か追いつき追い越して進む。

この時、なるべくペダリングと姿勢を意識して回すようにした。北大阪ライドの時もそうだが、私は二日かけて尻上がりに調子が上がるみたい。

美ヶ原のチェックポイントに着き、ようやくダウンヒルに差し掛かったところで楊貴妃さんを発見。身体のダメージから無理せず止むを得ず、やはり2日目は色々と厳しい。

ダウンヒルはヘアピンがクネクネと長く続いて、カーブから直線になっても下りはこれでもかと続く。天気も怪しくなってきたが、散々下って武石観光センターのチェックポイントに到着すると再び大杉走輪チームの方々が勢揃い。店長(ボス)さんもお元気そうでなにより。

補給食のバナナ、おにぎり、パン、ゼリーなどなど食べて色々と飲んだら、来た道をクライム開始。今日は腹痛も無いので調子が段々と上がってきた。途中で旧なっぷる君も発見、檄を飛ばして?登っていく。ここでも変態、ド変態の何人かに追いついたりした。

おにぎりを食べながらダウンヒルしたら、再び扉峠からのアップダウンを走る頃には日差しが強くなり、インナーは要らないくらいに暑くなってきた☀️

ようやくビーナスライン駐車場に戻ってきたが、ソロ走行がずっと続いているため十分なペース状態なのか分からず、残り時間が気になりだした。次は南の茅野市に向かい、見通しの良い草原の道をダウンヒルしていく。ちょっと道幅が細くて車も通ったりしたが、参加者がだいぶこのルートに往復で集中しており、手信号を出しながら進んだ。

チェックポイントの後は折り返しクライムだが、ここの上りは強度を高めて頑張って登ってみた。途中、ファットバイク?の方に追いつく。過去のピークスでもそうだが、あの大きなバイクでスイスイと良いペースで登るのはスゴイと思う。草原まで戻るなかで多くの参加者とすれ違ったり追い抜いたりしたが、誰もがあともうひと息といった雰囲気。

ビーナスライン駐車場に再び戻り、軽く補給を済ませたらいよいよ女神湖方面に戻る。ハーレーの集団や観光バスで往生したものの、車山高原の長い下り道はかなりスピードが出るのを抑えつつ、気持ちよく走れた。

ホテルの建物や信号が現れてくると女神湖が近いものの、ド変態はマシマシが残っているため、そのまま北に向かう。

雨境峠を軽く登ったら、長い長いダウンヒルがスタート。道幅が広い車線でカーブもほとんど無くて直線の状態。だからスピードがガンガン加速してくるため、ブレーキで減速するのがやっと。特にトンネルに入った時は急に暗くなり、勾配もきつかった。そして先に折り返しのクライムをしている変態の方々が、一人一人すれ違うたびにガッツポーズやら励ましの挨拶を交わしてくれるのを見ると、いよいよラストが近いと実感した。

だいぶ下ったところで、先行していたニッシーさんら4人くらいの方々ともお互い声をかけ合ってスライド。やっとチェックポイントに着いたらクライムスタート、時間も気になるのでテンポよく登っていく。

途中、ヒロシさんやカツアキさん、LOOKの彼やPBPの彼らとも無事にスライドし、手を振っていく。トンネルあたりは勾配がキツく、軽めに回してクリアすると、ようやく黄色いロードバイクの方に追いついた。なかなかの猛者の方だなと、しばらく話しながら一緒にクライム。

牧場が広がってきたら雨境峠もおしまい、あとは女神湖まで飛ばして走り、8時間22分で無事ゴール。この日は9時間制限だから38分残った。

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次々とゴールしてくる皆んなと話しながら、補給食の残りを頂いて色々と食べたり飲んだり。楊貴妃さんも無事戻られたところで旧なっぷる君には美辞麗句さんに案内してもらい、お話しする機会ができました。

大杉走輪の方々の集合写真にも混じらせてもらい、続きは末広公園。

そして、ド変態部屋の5人が全員完走と分かり何よりでした。またの再会を願ってお別れ。カツアキさんには一度は海外を走ってみることを強くオススメされました🚴‍♂️

最終的にこの日はド変態の出走者数21名、完走者19名とのこと。

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女神湖合宿所の取り計らいでラストのお風呂が提供され、喜んで入浴して疲れを癒す。湯舟にはたくさんの安堵の声が漏れていた。最初は迷宮だったこの建物にも段々と愛着が出てきて、今度また泊まりたいとい思うところ。ただ、ソロでなくやはり大勢の方が合宿所としての醍醐味があるだろうな。いや、新宿区民じゃないと使えないのかな?

二日間を頑張って走ってくれたLOOK号を車に詰め込んだら、帰路に入る。

白樺湖を通って山を下り、茅野市に来たらすぐに、川菜館という中華料理屋で晩御飯を食べた。

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夜になり、眠気覚ましにコーヒー飲んだらひたすら高速道路を運転。尾張一宮で工事渋滞にもしっかり捕まり、また関ヶ原を越えて、名神から高槻へ。どうにか23時半に家に着くと、ニャンコ監督が起きて待っていてくれました🐈‍⬛

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さいごに、今回走った信州の夏合宿コースはかつてサイクリング部の皆と必死になって走った道であり、私にとっては特別過ぎて、その思い出が重たすぎて、なかなか近寄ることが出来なくて、改めて走るには気持ちの整理が必要だった。

こうして25年ぶりに思う存分走りきったことで、呪縛も取れて再びこの山々を好きなだけ走れるようになった。

信州の山々は私のチャリの原点だから🚴‍♂️⛰️

 

おしまい👍