kego『水曜にチャリ話』バックナンバー集

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別冊② The PEAKS蓼科2Days 1日目

2023年 The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【蓼科1日目】EAST

一日目は走行距離190km、獲得標高5,130m、制限時間9時間30分。ド変態は朝8時スタートだから6時前にゆっくり起きて、朝食を頂きに食堂へ。皆んなで向かうと迷子にならず、むしろ館内の最短距離がようやく分かってきた。

食堂に置かれていたのはセブンイレブンおにぎり弁当 & 即席味噌汁。これからのカロリーを考えると不足感は否めず、昨日買ったパンも食べて補う。

7時半に集合場所へ向かい、ライト装備などの検車をして、スタート地点に行くと最前列にヤル気満々のヒロシさん。胸に装着したカメラ?での録画が私も後で気になりました。

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カウントダウン前に「踏むな〜‼️回せ回せ〜、踏むな〜‼️回せ〜‼️」という怒鳴り声がスピーカーから流れた。これはまさに名言だと思う。

カウントダウンして、いよいよド変態スタート。早速、すずらん峠へ一気に向かうも結構いいペース。こんなに速いの?と思うくらいハイペースで高強度。今回のド変態には猛者が沢山集まっていることを後々に改めて知る。

しかし、私はいつもと違って左ハムストに張りがあったのと、両方の外くるぶしに少し痛みがあったので、無難にクルクル回すことにした。先頭集団はニッシーさんがなかなかのペースで先行して、第二集団あたりを追いかける。すずらん峠を登る頃にはだいぶ集団もほぐれていた。

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続いては麦草峠。私にとって麦草峠は25年ぶり。ランドナーで登った頃は延々と坂道が続いて視界ゼロの印象が強く残っていたけれど、それは変わっていなかった。久しぶりのクライムはやっぱりランドナーよりロードバイクの方が楽だと実感。

カツアキさんと抜きつ抜かれつを繰り返した後にソロで淡々と登っていると、体格の良い人が後ろから追いついて、しばらくお喋りしながら登る。すごい余裕そうに登るので聞いてみると、乗鞍年代別2位のねこまおうさんだった。だいぶセーブされていて、頂上あたりで徐々にペースが上がり、緩斜面は後ろに着いて行くのがやっと。麦草峠を超えて最初のチェックポイントのレストハウスふるさとへ、ねこまおうさんとそのままダウンヒル。後ろから見ていて、走り方がやっぱりキレイなフォームでした。

最初のエイドステーションではニッシーさん提供のACTIVIKEのグランフォンドウォーターを補給にいただく。今日の装備はボトル1本。

また、私は今回のハンガー対策としてカロリー摂取に重点を置き、おにぎりをひたすら食べることにした。おにぎり3個を背中ポケットに入れ、1個出しては頬張りながらド変態マシマシの松原湖へ一人ダウンヒル

途中で抜かれたカツアキさんのダウンヒルはメチャ速かったので、ダウンヒル中もペダルを回した。そして松原湖まで下り切ってから登り直しだが、おにぎりを食べながらクライムすると呼吸が出来ないことに気づき、フラフラになりながらのおにぎりクライム。しかも私は食うのが遅いので、余計に時間がかかり、余計に心拍も上がった。ようやく食べ終わってから回して回してカツアキさんと、LOOK乗りの彼に追いつく。

一日を通して天気はよく晴れて雨の心配は無く、むしろ暑さ対策で水分補給は欠かせず、ボトルはすぐ空に。この日はインナー無しで、モントンの半袖ワンピ一枚で走って正解だった。

レストハウスふるさとに戻ったらすかさず、次の八千穂高原インターまでダウンヒル

牧場を横に見ながらカツアキさんとダウンヒルしていると、前方に大量の藁を積んだトラックがゆっくりゆっくりと走りだし、風で細かい藁が一斉に飛んで来て目に入りまくる。更にしばらく徐行運転が続いたため、絶望感しか無い。細かい藁は目だけでなく呼吸にも影響してくるので、運転手さんにどうにか合図を送って、先に進ませてもらった。

そろそろ、一般や変態部門の折り返しの方々とすれ違い始める。赤豹柄の大杉走輪チームの方々も見つけて手を振ったりしてるうちに、ニッシーさんら4人ほどのド変態先行組も先に登り直すのを見て、やはり速いな〜と思った。ダウンヒルするほど段々と暑くなり、下界では真夏に戻る。そして登り直す途中がかなり暑い。涼しくなるには標高の高い麦草峠までクライムするのが手っ取り早いのだが、メルヘン街道は非常に長い長い登りで、標高800m程をスタートして麦草峠標高2,100mまで一気に1,300m近くのクライムだった。

レストハウスふるさとに戻り、エイドで冷たいドリンクやバナナ🍌を食らいつき、パンやらドーナツ🍩も頬張って出発。ここから麦草峠の道には年季の入ったビーナスラインの古い看板やビーナスの絵が見られた。

そして再び、麦草峠の大きな看板を見上げる。夏合宿の時にこの真下で、ランドナーに乗った皆んなと写真を撮ったのを思い出した。あの時は薄っすら霧がかかっていたが、この日はやっぱり晴れの天気。麦草峠に次来るのはいつになるのだろう。

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女神湖まで戻ったら、次は大河原峠を目指す。ここの路面はアスファルトのヒビの段差が連続して有るので慎重に登っていると、北大阪ライドでご一緒頂いた、はくはくさんに追いつく。能勢の次は蓼科でお会いすることとなり、元気が出てきました。

登り切ったら蓼科スカイラインダウンヒルするが、これがまた猛烈に長い長いダウンヒルで、一体どこまで下るのか意味不明なほどに長かった。後で標高差1,000mの距離16kmのダウンヒルと知る。

再びおにぎりを食いながら進むと何故か腹痛。いつもロードバイクに乗る時は身体(胃腸?)が自動的に作用して、今朝もトイレに4回行ったが、普段ここまで食べながら走らないせいか、腹の調子が何しかピンチ。ようやくダウンヒル終点の美笹湖に着いたものの、山奥の便所はちょっと厳しく紙も無い。とりあえずクライムしてゴールを目指し逃げ切ることにした。

ダウンヒルが長いと当然クライムも延々と続くなか、腹痛をだましだましながらペダルをある意味踏まないように回して行く。途中、宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の巨大なパラボラアンテナ📡の横を通ったが、初めて見る猛烈な大きさに驚く。

何度か蓬莱峡でご一緒頂いた大杉走輪チームの方に追いついて励まし合う。続いて見覚えのあるTREK号、楊貴妃さんにもようやく追いつき、完走ペースですね👌とお話ししながら登る。

散々補給を重ねてるのでスタミナは充分あり、大河原峠に戻ったところでダウンヒルに備えてウィンドブレーカーを着込む人がチラホラ。私は持たずに来たのでそのまま走ろうとした矢先、旧なっぷる君を発見。「早いとこ行こか」などと話して?一気にダウンヒルを開始。

かくして何とか女神湖のゴールとトイレに間に合った。フィニッシャータオルをかけて頂いたのがマミさんで、てっきり出走されてると思いびっくりした。16時半に到着したから、ちょうど8時間30分でゴール🚴‍♂

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ニッシーさんは先にゴールされており、他の皆んなも次々とゴール。

そしてエイドステーションのカレー🍛ですが、私は猫舌なので食べるのを見送って走り続けたので、満を持してMETHIさんのカレーを美味しく3杯頂きました。スパイスがよく効いてて最高。

最終的にこの日はド変態の出走者数25名、完走者22名とのこと。

合宿所に戻り、プロテイン飲んだら大浴場へ。腹をかばいながらハムストで走ったせいか、ハムストが猛烈な筋肉痛となった。ライドの後のお風呂は助かる。湯船では周りの安堵の声がたくさん聞こえた♨️

浴衣に着替えて皆んなで食堂へ向かう。ようやく合宿所の迷宮もマップが分かり、そろそろ全く道に迷わなくなってきました。

食堂は百人近い参加者であふれ返り、ライドの話が至るところで賑わって、まさに中学か高校の合宿みたいな雰囲気。晩御飯は引き続き豪華でご飯もおかわりしまくり、美味しく頂きます。

どなたかが、オツカレー部?提供のオガクズさんのアスリートスパイスを用意され、私もご飯にかけてスパイシーさを味わってみました🍛ふりかけより良いかも。

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ド変態部屋に戻ると、5人全員のド変態完走を確認。色々と峠の感想や攻略の仕方を話したり、明日の対策を練ってみたり。またそれぞれのマッサージやケアを進めたり。

ニッシーさんのケアはさすが、一通り手慣れたもので参考にしたいところ。私もイナーメリカバリーオイルをこの日は使いました。普段はニャンコ監督がアロマ苦手につき、家では一切使えませんが宿の時はOK👌

布団を敷いて、PBP(パリ〜ブレスト〜パリ・ランドヌール)を完走した若者とカツアキさんお二人の話を伺う。フランスの石畳の道やナイトラン、店が早く閉店したり、街の人が差入れしてくれたり、参加者が皆な紳士的に協力してくれたり。海外に出たことのない私にとっては未知の世界でした🌎🚴‍♂️

また、私だけ関西でほか4人は関東方面の方々。普段の練習場所、どんな山を走っているのか話し続けても興味が尽きない。

今回、相部屋になるのも何かの縁で楽しく2泊過ごさせて頂きました。

途中、明日出走されるMETHIさんがサイジャを探し求めて?部屋に現れて驚く。疲労もあるので皆んな早めに寝ました💤

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