kego『水曜にチャリ話』バックナンバー集

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別冊② The PEAKS蓼科2Days 1日目

2023年 The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【蓼科1日目】EAST

一日目は走行距離190km、獲得標高5,130m、制限時間9時間30分。ド変態は朝8時スタートだから6時前にゆっくり起きて、朝食を頂きに食堂へ。皆んなで向かうと迷子にならず、むしろ館内の最短距離がようやく分かってきた。

食堂に置かれていたのはセブンイレブンおにぎり弁当 & 即席味噌汁。これからのカロリーを考えると不足感は否めず、昨日買ったパンも食べて補う。

7時半に集合場所へ向かい、ライト装備などの検車をして、スタート地点に行くと最前列にヤル気満々のヒロシさん。胸に装着したカメラ?での録画が私も後で気になりました。

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カウントダウン前に「踏むな〜‼️回せ回せ〜、踏むな〜‼️回せ〜‼️」という怒鳴り声がスピーカーから流れた。これはまさに名言だと思う。

カウントダウンして、いよいよド変態スタート。早速、すずらん峠へ一気に向かうも結構いいペース。こんなに速いの?と思うくらいハイペースで高強度。今回のド変態には猛者が沢山集まっていることを後々に改めて知る。

しかし、私はいつもと違って左ハムストに張りがあったのと、両方の外くるぶしに少し痛みがあったので、無難にクルクル回すことにした。先頭集団はニッシーさんがなかなかのペースで先行して、第二集団あたりを追いかける。すずらん峠を登る頃にはだいぶ集団もほぐれていた。

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続いては麦草峠。私にとって麦草峠は25年ぶり。ランドナーで登った頃は延々と坂道が続いて視界ゼロの印象が強く残っていたけれど、それは変わっていなかった。久しぶりのクライムはやっぱりランドナーよりロードバイクの方が楽だと実感。

カツアキさんと抜きつ抜かれつを繰り返した後にソロで淡々と登っていると、体格の良い人が後ろから追いついて、しばらくお喋りしながら登る。すごい余裕そうに登るので聞いてみると、乗鞍年代別2位のねこまおうさんだった。だいぶセーブされていて、頂上あたりで徐々にペースが上がり、緩斜面は後ろに着いて行くのがやっと。麦草峠を超えて最初のチェックポイントのレストハウスふるさとへ、ねこまおうさんとそのままダウンヒル。後ろから見ていて、走り方がやっぱりキレイなフォームでした。

最初のエイドステーションではニッシーさん提供のACTIVIKEのグランフォンドウォーターを補給にいただく。今日の装備はボトル1本。

また、私は今回のハンガー対策としてカロリー摂取に重点を置き、おにぎりをひたすら食べることにした。おにぎり3個を背中ポケットに入れ、1個出しては頬張りながらド変態マシマシの松原湖へ一人ダウンヒル

途中で抜かれたカツアキさんのダウンヒルはメチャ速かったので、ダウンヒル中もペダルを回した。そして松原湖まで下り切ってから登り直しだが、おにぎりを食べながらクライムすると呼吸が出来ないことに気づき、フラフラになりながらのおにぎりクライム。しかも私は食うのが遅いので、余計に時間がかかり、余計に心拍も上がった。ようやく食べ終わってから回して回してカツアキさんと、LOOK乗りの彼に追いつく。

一日を通して天気はよく晴れて雨の心配は無く、むしろ暑さ対策で水分補給は欠かせず、ボトルはすぐ空に。この日はインナー無しで、モントンの半袖ワンピ一枚で走って正解だった。

レストハウスふるさとに戻ったらすかさず、次の八千穂高原インターまでダウンヒル

牧場を横に見ながらカツアキさんとダウンヒルしていると、前方に大量の藁を積んだトラックがゆっくりゆっくりと走りだし、風で細かい藁が一斉に飛んで来て目に入りまくる。更にしばらく徐行運転が続いたため、絶望感しか無い。細かい藁は目だけでなく呼吸にも影響してくるので、運転手さんにどうにか合図を送って、先に進ませてもらった。

そろそろ、一般や変態部門の折り返しの方々とすれ違い始める。赤豹柄の大杉走輪チームの方々も見つけて手を振ったりしてるうちに、ニッシーさんら4人ほどのド変態先行組も先に登り直すのを見て、やはり速いな〜と思った。ダウンヒルするほど段々と暑くなり、下界では真夏に戻る。そして登り直す途中がかなり暑い。涼しくなるには標高の高い麦草峠までクライムするのが手っ取り早いのだが、メルヘン街道は非常に長い長い登りで、標高800m程をスタートして麦草峠標高2,100mまで一気に1,300m近くのクライムだった。

レストハウスふるさとに戻り、エイドで冷たいドリンクやバナナ🍌を食らいつき、パンやらドーナツ🍩も頬張って出発。ここから麦草峠の道には年季の入ったビーナスラインの古い看板やビーナスの絵が見られた。

そして再び、麦草峠の大きな看板を見上げる。夏合宿の時にこの真下で、ランドナーに乗った皆んなと写真を撮ったのを思い出した。あの時は薄っすら霧がかかっていたが、この日はやっぱり晴れの天気。麦草峠に次来るのはいつになるのだろう。

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女神湖まで戻ったら、次は大河原峠を目指す。ここの路面はアスファルトのヒビの段差が連続して有るので慎重に登っていると、北大阪ライドでご一緒頂いた、はくはくさんに追いつく。能勢の次は蓼科でお会いすることとなり、元気が出てきました。

登り切ったら蓼科スカイラインダウンヒルするが、これがまた猛烈に長い長いダウンヒルで、一体どこまで下るのか意味不明なほどに長かった。後で標高差1,000mの距離16kmのダウンヒルと知る。

再びおにぎりを食いながら進むと何故か腹痛。いつもロードバイクに乗る時は身体(胃腸?)が自動的に作用して、今朝もトイレに4回行ったが、普段ここまで食べながら走らないせいか、腹の調子が何しかピンチ。ようやくダウンヒル終点の美笹湖に着いたものの、山奥の便所はちょっと厳しく紙も無い。とりあえずクライムしてゴールを目指し逃げ切ることにした。

ダウンヒルが長いと当然クライムも延々と続くなか、腹痛をだましだましながらペダルをある意味踏まないように回して行く。途中、宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の巨大なパラボラアンテナ📡の横を通ったが、初めて見る猛烈な大きさに驚く。

何度か蓬莱峡でご一緒頂いた大杉走輪チームの方に追いついて励まし合う。続いて見覚えのあるTREK号、楊貴妃さんにもようやく追いつき、完走ペースですね👌とお話ししながら登る。

散々補給を重ねてるのでスタミナは充分あり、大河原峠に戻ったところでダウンヒルに備えてウィンドブレーカーを着込む人がチラホラ。私は持たずに来たのでそのまま走ろうとした矢先、旧なっぷる君を発見。「早いとこ行こか」などと話して?一気にダウンヒルを開始。

かくして何とか女神湖のゴールとトイレに間に合った。フィニッシャータオルをかけて頂いたのがマミさんで、てっきり出走されてると思いびっくりした。16時半に到着したから、ちょうど8時間30分でゴール🚴‍♂

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ニッシーさんは先にゴールされており、他の皆んなも次々とゴール。

そしてエイドステーションのカレー🍛ですが、私は猫舌なので食べるのを見送って走り続けたので、満を持してMETHIさんのカレーを美味しく3杯頂きました。スパイスがよく効いてて最高。

最終的にこの日はド変態の出走者数25名、完走者22名とのこと。

合宿所に戻り、プロテイン飲んだら大浴場へ。腹をかばいながらハムストで走ったせいか、ハムストが猛烈な筋肉痛となった。ライドの後のお風呂は助かる。湯船では周りの安堵の声がたくさん聞こえた♨️

浴衣に着替えて皆んなで食堂へ向かう。ようやく合宿所の迷宮もマップが分かり、そろそろ全く道に迷わなくなってきました。

食堂は百人近い参加者であふれ返り、ライドの話が至るところで賑わって、まさに中学か高校の合宿みたいな雰囲気。晩御飯は引き続き豪華でご飯もおかわりしまくり、美味しく頂きます。

どなたかが、オツカレー部?提供のオガクズさんのアスリートスパイスを用意され、私もご飯にかけてスパイシーさを味わってみました🍛ふりかけより良いかも。

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ド変態部屋に戻ると、5人全員のド変態完走を確認。色々と峠の感想や攻略の仕方を話したり、明日の対策を練ってみたり。またそれぞれのマッサージやケアを進めたり。

ニッシーさんのケアはさすが、一通り手慣れたもので参考にしたいところ。私もイナーメリカバリーオイルをこの日は使いました。普段はニャンコ監督がアロマ苦手につき、家では一切使えませんが宿の時はOK👌

布団を敷いて、PBP(パリ〜ブレスト〜パリ・ランドヌール)を完走した若者とカツアキさんお二人の話を伺う。フランスの石畳の道やナイトラン、店が早く閉店したり、街の人が差入れしてくれたり、参加者が皆な紳士的に協力してくれたり。海外に出たことのない私にとっては未知の世界でした🌎🚴‍♂️

また、私だけ関西でほか4人は関東方面の方々。普段の練習場所、どんな山を走っているのか話し続けても興味が尽きない。

今回、相部屋になるのも何かの縁で楽しく2泊過ごさせて頂きました。

途中、明日出走されるMETHIさんがサイジャを探し求めて?部屋に現れて驚く。疲労もあるので皆んな早めに寝ました💤

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別冊① The PEAKS蓼科2Days 0日目

2023年 The PEAKSラウンド13&14蓼科2Days

【プロローグ】

PEAKS蓼科の二日間は楽しい時間が過ごせたものの、このまま忘れてしまうのはもったいないので、家事と仕事の合間に少しずつ書き留めました。

PEAKSはこれまで、ラウンド9鳥取大山を変態で完走、ラウンド10榛名山は身内の感染で泣く泣く自粛、ラウンド11奈良吉野をド変態で完走、それ以来だから久しぶり。

今回のPEAKS 13&14蓼科が発表された時、これは絶対に行きたい!と思った。それは学生の頃に、体育会サイクリング部の夏合宿でビーナスラインや美ヶ原、麦草峠ランドナーで皆んなと走り、色々あって完走できなかった思い出がずっと頭に残っており、また行こう行こうと思いつつもあれから全く訪れることがなかったので、今回ちょうど良い機会となりました。

 

しかし、日程が厳しすぎた。9月2日(土)と3日(日)、前日入りを考えたら、1日(金)に休みを取る必要がある。ついでに4日(月)も。毎月の月初は会議やら打ち合わせが目白押しで、最も多忙の日に仕事を休めるわけがない。当然ながら片方だけ参加の選択肢は自分には無く、行くなら両日参加のみ。募集の締切まで粘って粘って、仕事のスケジュールの調整を続けながら、とりあえずエントリーだけは完了!ついでに宿泊先の合宿所も予約完了!といった具合になりました。


8月の真夏は私の一番好きな季節。単純に薄着で走れるのと、路面凍結の心配が無いから。

上旬のうちに仕事の夏休みを取り、いつもの615六甲朝練のほかに、大山合宿練や六甲山の納涼練などに参加して、ひたすらチャリに明け暮れました。そのせいか、東六甲のタイムも40分台で更新するなど、調子は思いのほか良かった。

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仕上げは8月27日の乗鞍ヒルクライム。マイカーで前日入りして、夜中に豪雨が降ったものの当日は快晴。レースはペース配分に失敗してまずまずだったが、高速に乗ってダッシュで大阪にすぐ戻るのが毎年の恒例行事。

そして8月の最終週、乗鞍の土産を部下に配りまくり、色々と頼み込んで拝み倒し、早朝出勤と残業で仕事をどうにかこなして休みを取り付けた。

続いて家族峠だが、さりげなく

「ちょっと信州に行ってくる」

「先週に行ったんじゃないの?」

「いや、別の滅多にない大会というか‥で、とりあえず3泊してくる」

「3泊?」

「いや、2泊‥」

ようやく準備が整いました。


【蓼科0日目】

9月1日(金)

早起きして洗濯やら家事をこなしたら、マイカーに荷物とチャリを詰め込んで出発!高槻インターから名神高速で向かいます。2週連続で関ヶ原を越えて、一宮のリフレッシュ工事渋滞に再び揉まれながら中央道へ。長い運転で早めの昼飯にSAの焼肉定食を食べるが、レースと違って体重を気にするどころか、カロリーをため込むランチ。

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茅野市でスーパー西友に寄り、会場である蓼科の立地からちょっと嫌な予感がしたので、念のための食料品としてパンやら牛乳を買い込む。

ようやく蓼科の女神湖に到着して先にチェックインしておこうと、「新宿区立女神湖高原学園ヴィレッジ女神湖」という謎すぎる合宿所へ。元々はどこかの学校らしく、建物はまだ新しくて広くて、ところどころに奇抜なデザインがあり、DQⅢの塔を思い出した。

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車を停めて荷物を抱えて玄関に行くも、扉が開かない。どう見ても表玄関だが、裏をかかれたのかな?入口が分からず周囲をしばらくさまよい、奥のほうの別の建物に気づいて回り込み、ようやくチェックインに成功。朝晩二食付き、2泊で7,800円は安かった。

そして建物の中はダンジョン。地下の渡り廊下?で別棟に向かってさまよい、途中で見かけたローディーに道を聞きながら、何とか指定された部屋へ。すぐに着替えて玄関に戻ろうとするも、迷子になって食堂で行き止まりになるなど、なかなか難易度が高かった。

 

車で輪行を解除して、LOOK号を用意したら試走をスタート🚴‍♂️

真夏だけどやっぱりここは涼しい。天気も良くてスズラン峠まで軽く走り、次は大河原峠の途中まで行きかけたが、そろそろ受付時間なので女神湖の会場へ。

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レモン姫さんを偶然見かけて挨拶🍋。まだ会場の人は少なく、無事に受付完了。夕方の女神湖は静かで、隣のグラウンドからランニングしている人がチラホラ。平日にのんびりと眺める贅沢な時間だった。遠くにきたなと実感。

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合宿所に戻り、再び廊下を迷いながら部屋へ。10畳(8畳?)の和室は相部屋。ラウンド11奈良吉野で一緒のド変態だったニッシーさんが先にいらした。色々とケアのお話など聞かせていただきました。それから同じ大学のサイクリング部だったという若者2人、私と同じLOOK乗りの彼と、PBP帰りの彼。2人ともすごい礼儀正しい。そして、お仕事から直で夜遅くの到着となったベテランのカツアキさん。5人全員の共通点はド変態で出走するというド変態部屋となった。5人分の布団を敷きつめるとスペースはギリギリで、隣の部屋はチャブ台を廊下に出していた。

大浴場に入ったあとは食堂へ。何十人という参加者がガヤガヤと、まさに学校の合宿の晩飯という感じで懐かしい雰囲気。料理は想像以上に豪勢で美味しく頂き、炭水化物を求めて皆んなご飯を積極的におかわりしました🍚

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先週までは乗鞍ヒルクライムの準備と対策ばかりに時間を費やしていたため、まともに今回の蓼科ルートをまだ確認しておらず、部屋で地図を見ながら皆んなで作戦会議?をしてました。

布団で寝る前のマッサージやストレッチなど、チャリ乗り共通のムーブが5人それぞれにあって、興味深いところ。酒盛りもせず、健全に早いとこ就寝します💤

水曜にチャリ話 その131〜135

👉その131

夏合宿三日目は暑かった。草津町で朝に炊いたご飯とサンマの缶詰を6人で食べる🍚
「頂きます!」
「飯食ったら次は白根山渋峠だな」
一回生が急にダウン
「どうした?サンマ食べたら元気になるぞ」
どうにも返事がない
迷う暇なく
「病院に行くぞ」🚴‍♂️

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👉その132

後輩は一晩入院。皆は病院の駐車場で待機して牛丼を作って寝た。
夏合宿四日目。朝退院したら6人でJR輪行して、ゴールの松本市へ。夏合宿はここでジ・エンド。
チャリ部の他の完走した班は僅か。打ち上げして信州から帰る。
続きの山々は夏の忘れ物⛰️

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👉その133

三回生として最後の夏合宿が終わっても、夏休みはまだ続く。チャリ部の皆は実家に帰省したり、どこかロングライドに行く者もいた。
私も次の準備に取り掛かる。家庭教師のバイトは時給が良かったが同期に譲った。地図を詰め込んで、航空券を手配して‥✈️

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👉その134

夏合宿から三日後、同期と2人で輪行して関空にいた。ランドナーを預けて、フロントバックは手荷物。
搭乗口ゲートに入ると引っ掛かった。原因はパンク修理用ボンベで即没収🕊️
同期はワイヤーカッターが引っ掛かったが、その後どうなったのだろう?🚴‍♂️

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👉その135

20歳の夏、関空から直行便で稚内空港輪行して、私は再びランドナー宗谷岬に立っていた。3回目の日本縦断スタート、夏の恒例行事。軽量化のためテントは持たずに寝袋で野宿と決めた。
今回は北海道だけ同期と一緒に走り、本州から別々で南へ向かう🚴‍♂️

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👉つづく

《結局のところ、チャリ部での夏合宿は完走できなかった。他の班は完走しただけに残念だけど、皆で頑張って走ったのは事実。そして三回目の日本縦断の始まり》

 

水曜にチャリ話 その126〜130

👉その126

夏合宿ニ日目は3時起床。サイドバックに入れたバーナー用のガソリンと米粒が何故か混じり合い、作った朝飯はガソリン飯だった。
「酸っぱいですね🍚」
「とにかく食べんと走れやんよ🍚」
雨のなか、杖突峠を越えたら諏訪市。目の前には霧ヶ峰が見えた🚴‍♂️

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👉その127

夏合宿ニ日目。諏訪市から霧ヶ峰を順調にクライム。その名の通り深い霧が立ち込めていた。いいペースでひと安心するも、サイドから取り出した昼飯は朝に失敗したガソリン飯。
「とにかく食うぞ!🍚」再び完食。
そして次は待ちに待った麦草峠に向かう🚴‍♂️

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👉その128

夏合宿ニ日目。大門峠を下り、いよいよR299麦草峠クライム、頂上は視界ゼロ。
一年前は時間切れでパスしたので、ようやく先輩の無念を晴らした。
「今日こそ風呂だ!」
小諸市で米を買うも袋からぶちまけてしまい、全部拾ってたら夜。風呂はまたお預け🚴‍♂️

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👉その129

夏合宿三日目。そろそろ皆にも疲労の色が見えてきたので、慎重に行きたいところ。朝飯も上手くできた!🍚
いいペースで車坂峠を登り終えたら、次はダートのダウンヒル。それも急坂。
「先輩、鍋が落ちました!」
「先輩、一人消えました!」
「ん?」🚴‍♂️

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👉その130

夏合宿三日目の車坂峠ダウンヒルは急なダート道。砂利で飛び跳ねた後輩のランドナーは茂みに突っ込んでセーフ🌿
因みに男子2班はその頃、飛騨から安房峠を走っていた。まだトンネルは未開通。
私ら1班は北上して嬬恋村から草津町へ。次は白根山渋峠🚴‍♂️

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👉つづく

 

《夏が来るたびに思い出すのは夏合宿。いくらでもあの信州を走っていたいと思うけど、乗鞍ヒルクライムを除いて、最後に走ったのはずっと前のこと。》

 

 

水曜にチャリ話 その121〜125

👉その121

夏合宿の集合は松本市あがたの森。ゴールもここ。サイクリング部の皆が輪行や実走などして、前日までに到着した。
合宿がスタートすると個人のお金は使えなくなるので、今のうちに観光したり、温泉に入ったり、好きなものを食べたり。ついでに山へ試走🚴‍♂️

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👉その122

当時、三回生の私は夏合宿1班のルートを作成したが、一回生をいかにピヨらせつつ全員完走させるか、このサジ加減がとても難しかった。そして前回はタイムアウトでやむ無くパスした麦草峠をメインに添えた。
荷物を積んだランドナーでは、これが精一杯🚴‍♂️

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👉その123

当時、夏合宿1班は1回生、2回生、3回生が各2人ずつの男6人。そして1班だけ伝統の黒いランニングを着る。
一日目は昼から松本市をスタート。とにかく6人が全員揃って最後まで完走しないと、合宿は完了しない。
「昼飯ガッツリ食べたな?行くぞ!」🚴‍♂️

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👉その124

夏合宿一日目は昼に松本市を出発。私の1班は南に猛ダッシュ
最初は皆なアドレナリン全開ながら、ハイペースと荷物&ランドナーの重さが直撃して、開始30分で早くも一回生がピヨる。そこで先輩として励ます🚴‍♂️
鳥居峠は楽勝だぞ」
「行ける行ける!」

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👉その125

夏合宿一日目、一回生は次の権兵衛峠も何度かピヨりつつ、スローペースで登りきる。峠にはトンネル予定図の看板。完成は9年後。
ダウンヒルしたら伊那市の公園でハヤシライスを大量に作って、半分寝ながら食べる。
「明日は早いぞ、風呂より睡眠だ!」🚴‍♂️

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👉つづく

 

《3回生の夏合宿は最後の夏合宿。悔いなくガンガン走るだけなのである意味楽だったけれど、全員で完走を目指すとなると一気に難しくなる》

 

水曜にチャリ話 その116〜120

👉その116

夏休みになると、当時3回生として現役最後の夏合宿が待っていた。舞台は信州、そして前回は断念した麦草峠にリベンジして、先輩の無念を晴らしたい。
私が描いた部誌の一コマ。見ての通り、エグい順に6班に分かれ、私は1班にてエグいルートを作った🚴‍♂️

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👉その117

3回生の夏合宿も集合場所は松本市。後輩達を連れて自走で向かうついでに、足も作れて一石二鳥🦵
「一週間あれば着くかな」
「合宿の4日間より長いですね‥」
初日は荷積みのランドナー天理市まで緩く走り、後輩の伝手を頼りに宿坊?をお借りした🚴‍♂️

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👉その118

松本市に向かう道中、慣れない道を皆で走ると何かが起こる。早速、岐阜の手前で後輩のランドナーが違法駐車を避けて岩にぶつかり、フレームが曲がる。チャリ屋を探して修理を頼みこんだ。
「引っ張るか」
ロープを付けて皆で綱引き大会。何とか直った🚴‍♂️

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👉その119

松本市に向かう道中、メカトラ再び。
「ペダルが何でか回らん」
「回してるやん」
「踏んでも回らない?」
そしてランドナーのペダルが外れた。
クランクのペダル溝が擦り切れて、単なる穴になっていた。やはり部車は年季が違うと感心。しかしピンチだ🚴‍♂️

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👉その120

合宿前、ペダルが外れチャリ屋に行くと
「これは直らん。あきらめて店のマウンテンを買え」
ランドナーで無いと困るな〜」
「そんなの置いてないぞ」
という訳で一人が脱落、輪行して別の部車を取りに帰る。
残った皆で国道19号から松本市に向かった🚴‍♂️

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👉つづく

《三回生の夏合宿は総仕上げ。合宿前から色々あるものの、何とかなるとしか思っていない》

 

水曜にチャリ話 その111〜115

👉その111

当時、チャリ部の部会にて。
「夏合宿に向けてミニ合宿をしておこう」
ランドナーに荷物のパッキング、テント設営、飯炊き、この3点セットを新入部員に慣れてもらうため、手頃な粉河町のハイランドパーク粉河にて、ミニ合宿ライドをすることとなった🚴‍♂️

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👉その112

夏本番に備えたミニ合宿in粉河町。
新入部員はランドナーに鍋やテントをバランス良く積む練習。夜は早寝、朝は早起きの練習。朝に昼飯の分も炊飯する練習。
「朝飯、やたら多いな」
「朝と昼の分を盛っちゃいました!」
やはりミニ合宿をして良かった🚴‍♂️

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👉その113

夏はチャリ部で海にポタリングした。片男波に着くと、砂浜で本気のビーチフラッグ。うつ伏せで三人が並んで旗(ボトル)まで走るのだが、砂浜のダッシュは難しい。コツは旗を目掛けて、早めに頭からのダイブ。
その後は恒例のイノコで海に放り込み合い🏖

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👉その114

当時のランドナーは鉄の塊。重いけど耐久性は抜群。長細いハンドポンプ(インフレーター)しか持っておらず、使うとすぐに熱くなるから空気圧はいつも低かった。
フォーク抜きが簡単な仕様で全体の剛性がかなり低くて、おかげで足の故障とは無縁だった🚴‍♂️

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👉その115

ランドナーのフロントバッグには古いチューブがゴロゴロ入っている。どれもパンク修理の跡が何個か有るけど、まだまだ現役で使える。
修理セットを使い果たして、旅先の自転車屋で貼ってもらうこともあった。何年経っても剥がれないのはスゴイと思う🚲

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👉つづく

 

《三回生の頃の話に入ってきました。先輩が卒部されて、部内で色々とする事は増えたものの、同期と自分達で企画したり仕切ったりと、充実して過ごせたのも三回生でした🚴‍♂️》